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『クレタ通信』
greece ギリシャからの便り
誕生日よりも盛大に祝う「名前の祝日(ネームデー)」

誕生日よりも盛大に祝う「名前の祝日(ネームデー)」

ギリシャでは子供が生まれると、男の子は祖父の名前、女の子は祖母の名前をそのままもらう風習があります。
そのため、同じ名前のいとこがたくさんいる…という家族も珍しくないそうです。

代々受け継ぐ名前の多くは聖人にちなんだ名前です。
フシコスの創業者デミトリも「聖ディミトゥリオス」の名前がついています。
聖ディミトゥリオスはキリスト教が弾圧されていた時代にも宣教の道に励み、亡くなった後には信者により
テッサロニキに壮大な聖ディミトリオス教会が建てられ、今なお街の守護神として崇められています。

 

ギリシャには聖人の祝日を祝う伝統(ネームデー)があり、ギリシャ人は自分自身の誕生日はもちろん、
自分と同じ名前の聖人の祝日もお祝いします。
ただ、自分の誕生日と聖人の祝日の異なる点は、主役がプレゼントをもらう側かあげる側かということ。
聖人の祝日は、聖人と同じ名前の人が周りの人にお菓子を振る舞うそうです。

この世に生を受けたことを、周りの人達に感謝する日。
日本にはない、素敵な文化ですね。

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