骨粗鬆症対策に効果的!ビタミンKを多く含む食材
オリーブオイルと組み合わせることで、栄養の吸収を促す食材をご存知ですか!?
食材には、組み合わせることで単体の食材よりも栄養価が高くなるものや、体内での消化や吸収を
高めるものがあります。今回は、ビタミンKとオリーブオイル(油)の関係をご紹介します。
ビタミンKは脂溶性のため、体内への吸収は一緒に食べる油の量で大きく変わります。
【ビタミンKを多く含む主な食材】
・納豆
・パセリ
・しそ
・モロヘイヤ
・春菊
・バジル
これらの食材をオリーブオイルと一緒に摂ることで、ビタミンKの吸収が高まり
骨を健康に保つ働きや、出血時に血液の凝固を助ける働きをすると言われています。
納豆とオリーブオイルの相性が良いことは過去の記事でもご紹介しましたが、
味だけでなく栄養面でも相乗効果を発揮する組み合わせです。
他にも、バジルをたっぷり使ったジェノバソースや、大葉(しそ)の天ぷらなど
様々な料理で美味しくビタミンKを吸収することができます。
加齢と共に発症率の上がる「骨粗鬆症」。
特に女性は閉経期を迎え出す50代後半頃から急激に発症率が上がります。
骨粗鬆症と聞くと、結びつきの強い栄養素はカルシウムを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、日本人にとってカルシウムはここ数十年、常に不足している栄養素。
日本人の食事摂取基準[2010年版]において、カルシウムの望ましい摂取量を下記の通り示していますが、
果たして、どのくらいの人が一日の推奨量をクリアできているのでしょうか。
例えば、20代・30代の女性の推奨量は650mgなので、牛乳コップ1杯(200g):カルシウム220mgとすると
1日に牛乳を3杯飲む計算になります。数字にすると、なかなか継続は難しく感じます。
しかし、ビタミンKを多く含む食材を油と一緒に摂取することで、カルシウムの骨への吸着を
高める効果があるため、骨粗鬆症への予防に期待ができます。
もちろん、カルシウム不足を補うことはできませんが、摂取したカルシウムを体内でより有効的に
吸収することができれば、今よりも骨粗鬆症になるリスクの軽減につながります。
カルシウムの吸収を高める!キャベツとアンチョビのペペロンチーノ
家族や自分に足りない栄養や摂るべき栄養を知り、より吸収の高まる食し方を工夫することも
日々の食生活で考えていきたい大切な要素です。
出典資料:厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2010年版)