ギリシャ神話とハーブ
ギリシャでは古代から様々なハーブの栽培がなされ日常的にハーブがお茶や
お料理に取り入れられています。
ギリシャでは、とても身近な存在のハーブ
ギリシャでは、お庭でハーブを育てている方も多く、料理やハーブティーなどに使われることが一般的です。
サフランもその1つ。ギリシャ原産のクロッカスの花のめしべを乾燥させたもので、見た目はとても鮮やかな赤ですが、お料理にいれると黄色くなるため、日本では、パエリアなどに使われるのを目にする機会も多いですが、このサフランはコレステロールを下げる効果があるため、ギリシャでは、ハーブティーにして飲む習慣があります。ハーブの効能を良く知っているからこその使い方ですね。
ハーブの中には、非常に歴史が古くギリシャ神話にも登場するものあります。
ギリシャ神話に登場するハーブのお話を一つご紹介しましょう
ある日アポローンは弓矢で遊んでいたエロースを揶揄する。
そのことで激怒したエロースは相手に恋する金の矢をアポローンに、
逆に相手を疎む鉛の矢を近くで川遊びをしていたダプネーにそれぞれ放った。
金の矢で射られたアポローンはダプネーに求愛し続ける一方、
鉛の矢を射られたダプネーはアポローンを頑なに拒絶した。
追うアポローンと逃げるダプネー、ついにアポローンは
ペーネイオス河畔までダプネーを追いつめたが、
ダプネーはアポローンの求愛から逃れるために、
父である河の神に自らの身を変える事を強く望んだ。
その望みを聞き届けた父は、ダプネーの体を月桂樹に変えた。
あと一歩で手が届くところで月桂樹に変えられてしまったダプネーの姿を見て
アポローンはひどく悲しんだ。
そしてアポローンは、その愛の永遠の証として
月桂樹の枝から月桂冠を作り、永遠に身に着けている。
出典:Wikipedia
撮影:demetori psyllakis(フシコス創業者)
ギリシャ神話に登場するハーブは少なくなく、その物語について調べてみるのもとても面白いです。
ギリシャでは街のスーパーマーケットやお土産屋さんなど、いたるところでハーブが売られています。ハーブは乾燥した状態でとても軽いため、お土産にもピッタリです。ギリシャを訪れた際にはぜひ街のハーブショップにお立ち寄りくださいね。