フシコスのWEBマガジン
『クレタ通信』
greece ギリシャからの便り
クレタ島とオリーブ栽培の歴史

クレタ島とオリーブ栽培の歴史

数ある植物油の中でも、唯一種から搾るのではなく果実を搾ってつくられるオリーブオイル。

その歴史はとても古く紀元前4000年から5000年頃には「栽培」されていたと言われています。

人類が最初に手に入れたオイルとも言われ、「オイル」という言葉の語源は
「オリーブ」を意味するアラビア語から来ています。
だから、もともとオイルと言えば「オリーブオイル」を指す言葉だったのです。

当時のオリーブオイルは食用のみならず、医療用、灯火用など様々な用途に
利用され、地中海沿岸地域の人々の生活になくてはならない物としてその土地の文化に
深く刻まれていきました。

オリーブの木の「栽培」が世界に広まり始めたのは紀元前6世紀頃とされていて
クレタ島から広まったと言われています。
周りを海に囲まれ水産業や海運業の要所として繁栄を続けてきたクレタ島だからこそ
オリーブ栽培の技術や手法を広めることができたのでしょう。

そんなオリーブ栽培の発祥と言われるクレタ島。いたるところに樹齢数百年を超えるオリーブ樹が
存在しておりオリーブ栽培の深い歴史を感じることができます。

phusikos定期便 phusikos初回限定 phusikos 公式オンラインショップはこちら
<PREV
一覧に戻る
NEXT>