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『クレタ通信』
knowledge オリーブオイルの豆知識
オリーブオイルは果実のオイル。その成分は?

オリーブオイルは果実のオイル。その成分は?

意外と知らない!オリーブオイルの主成分。

オリーブの果実を搾っただけのオリーブオイル。その中でも最高品質のエキストラ・ヴァージンオイルには
脂肪酸以外にも果実に含まれる様々な成分が溶け込んでいて、身体にとてもよい効果をもたらしてくれます。

その代表的な成分をご紹介します。

トコフェロール
オリーブオイルのトコフェロール含有率は150~170mg/kgで、酸化を防ぐためだけでなく、ビタミンの摂取源としても貴重な成分となっています。

フェノール類
大量にあると身体に害を及ぼす活性酸素の働きを抑える抗酸化物質として作用します。
オリーブオイルは、豊富に含まれるこれらのフェノール酸類、フェノール類の働きにより、オイル自体が酸化されにくく、人間の身体の酸化に対しても強い抵抗性を示します。

ステロール
ステロールとは植物のもつ健康成分であるファイトケミカルの一種で、フィトステロールと呼ばれています。
オリーブオイルの特徴のひとつは、フィトステロール(植物ステロール)が含まれていることです。
フィトステロールの中でもコレステロールの腸管吸収を阻害する物質であるβ-シトステロールを大量に含んでいるのはオリーブオイルだけ。
その結果吸収されるコレステロールが減るため、血中のコレステロール値が低下していきます。

炭化水素
脂肪酸の合成過程の副産物と考えられており、飽和型と不飽和型の2つがあります。スクアレンが大量に合成され、また量はまちまちですが、ビタミンA作用と抗酸化作用をもつβ-カロテンが含まれています。

色素
抗酸化物質であるカロテノイド、特にクロロフィルが代表的、代謝促進、細胞増殖、血球形成の刺激、創傷治癒の促進などに有益です。

アロマ成分
オリーブオイルのアロマは消化によい刺激を与えます。食べ物の香りや風味が好ましいと胃液のペプシンが増え、消化を促進することがわかっています。

ただし、オリーブオイルは精製されると、上記のように身体に良い成分が減少したり、まったく無くなったりしてしまいます。
オリーブオイルの持つ様々な効果を得るためにもオリーブの果実を搾っただけのエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルをぜひ選びたいですね。

【出典】International Olive Council

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