花粉症対策、薬に頼っていませんか?
花粉症対策になる、免疫力を高めるとっておきの方法をお教えします!
●花粉症はなぜ起こる?
からだには、異物からからだを守る「免疫」という力が備わっています。この「免疫」の力が低下してしまったり、過剰に反応してしまうことでアレルギー反応として、鼻水やくしゃみなどの症状が現れます。
●花粉症の症状を和らげるには?
免疫力を司る免疫細胞の七割は、腸の中で作られています。腸内に常に存在する常在菌が免疫の調整に重要な役割を果たしてているため、腸内環境を良好に保つことが重要です。腸内環境を整えること=免疫力のアップに繋がります。
免疫力を高める方法をご紹介
1.オリーブオイルを毎日15gから30g摂るようにする。
オリーブオイルに七割以上含まれているオレイン酸は、小腸で吸収される他のオイルと違い、大腸まで届きます。短時間に比較的多めに摂取すると大腸に刺激を与え、腸の蠕動運動を促します。また、腸内に残されたカスと混ざりスムーズな排出も期待できますので、腸内環境改善に繋がります。
カレースプーン1杯が約7gですから、1日2杯程度を目安にしていただくのが良いでしょう。
2.腸内細菌の【餌】を含む野菜を食べるようにする。
「オリゴ糖」「食物繊維」は、胃で消化・吸収されることなく大腸まで到達し、腸内細菌の栄養源となります。これらの成分は、野菜や果物類、豆類などに多く含まれています。代表的な根菜として、ごぼう、大根、レンコンを使う料理を毎日取り入れていただくのがおすすめです。時間のない時は、根菜をレンジで温めていただき、岩塩とオリーブオイルだけでお召し上がりいただくと手軽で取り入れやすいと思います。
3.保存料など食品添加物入りの食べ物を極力避ける。
加工品の中には腐敗の進行を止める保存料が含まれているものもあり、食品添加物が腸内細菌の増殖を妨げる実験結果も発表されています。コンビニ食や冷凍食品など、手軽で保存期間の長いものは、注意して表示を確認してみてください。腸に良いものを食べていたとしても、食品添加物の摂取量が多くなってしまうと腸内細菌の増殖は期待できません。
4.血行を良くして、体温を上げる。
免疫細胞は血液の中にあります。体温が下がり血行が悪くなると、体内に異物が入ってきた場合すぐに攻撃することができません。免疫力が正常に保たれる体温は三六~三七度です。免疫力は、体温が1℃下がると30%も低下し、逆に1℃上がると一時的に最大5~6倍アップすると言われています。
身体を動かすことも大切ですが、習慣的に温かい飲み物を飲むだけでも体温は上がります。温度を下げずに腸まで届けるためには、保温効果もあるオリーブオイルを温かい飲み物と一緒に飲んでいただくのがおすすめです。
今起きている症状の緩和に
美味しいオリーブオイルを食した時【辛み】や【苦み】を感じたことはありませんか?
その辛みは、オレオカンタールというポリフェノールで抗炎症作用があると言われています。苦みの元はオレウロペイン(ポリフェノール)で、抗アレルギー作用があり、花粉症の症状の緩和や抗菌作用、抗ウイルス作用による風邪やインフルエンザの防止などに良いとされています。
オリーブオイルの生産地ギリシャでは、マツの木が多く生息しているため、春先にはマツの花粉で悩まされている方が多くいます。その方々に花粉症対策を聞いてみたところ、日常的にオリーブオイルを摂り入れているのは当たり前なのですが、その他にオリーブオイルを直接綿棒で鼻の周りや鼻の中に塗ったり、温かいハーブティーにオリーブオイルを加えて花粉症対策をしていると教えてくれました。
新しい薬がどんどん開発されていますが、副作用のない自然の食物で対策がとれると嬉しいですね。
薬に頼らず自然の恵みがたっぷり詰まったオリーブオイルを使って、
アレルギーに強い体質を目指し、心地の良い毎日をすごしていただければ幸いです。