離乳食にオリーブオイル!?
地中海沿岸地方では、オリーブオイルを古くから離乳食に使っています。
スペイン小児学会やヨーロッパ小児栄養消化器肝臓学会では、生後6ヶ月以降の
赤ちゃんに摂取させることを推奨しているほどです。
オリーブオイルの中でもエキストラバージンオリーブオイルに分類される最高級オリーブオイルは、
母乳と類似した成分を含んでいます。その成分とはオレイン酸。
赤ちゃんの必要な栄養源である母乳には、たくさんの脂肪酸が含まれています。
この脂肪酸は、赤ちゃんの体と脳の発育に欠かせないエネルギー源ですが、
エキストラバージンオリーブオイルに含まれる脂肪酸はオレイン酸で、特に脳の神経系統を
構築するのに役立つといわれています。
赤ちゃんには、粉ミルクや食事にエキストラバージンオリーブオイルを2~3滴入れよく混ぜ、
粉ミルクの場合はミルクとオイルが乳化してから飲ませてください。
卒乳後の離乳食期の赤ちゃんなら、一日に小さじ2~3杯程の量がおすすめです。
また、赤ちゃんの便秘にも効果的と言われています。
赤ちゃんは、お腹が張ると機嫌も悪くなり、熱が出てしまったりと不調を訴えることがあります。
そんな時にもオリーブオイルがおすすめ。
オリーブオイルは小腸での吸収が少ないため、大腸までオイルの状態で届きやすいといわれています。
大腸までオリーブオイルを届けることで、赤ちゃんの排便の手助けをしてくれますよ!
※『オリーブオイルを使う本/ダニエルオージック著』参照
※日本オリーブオイルソムリエ協会 https://www.oliveoil.or.jp/ 参照