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『クレタ通信』
greece ギリシャからの便り
クレタ島最古のオリーブ樹

クレタ島最古のオリーブ樹

クレタ島第二の都市ハニアからさらに西にあるヴォーヴェス村。
そこにはクレタ島で最も古いオリーブの木が存在しています。

その木はヴォーヴェスのオリーブ(Olive tree of Vouves)と言われ
クレタ大学の研究者によると樹齢4000年と算出されているそうです。

4000年前といえば紀元前2000年頃。
日本でいうと縄文時代の後期にあたり、それまでの狩猟を中心とした移動生活から
定住生活へと変化してきた時期でもあります。
一方、クレタ島では既に農耕と牧畜が発展し既に文明が栄えていた時代ですから
歴史の違いを感じます。
はるか昔から変わらず存在し続けているなんて、想像もできないですよね。
ひと目見ただけで、その迫力に圧倒されること間違いなしです。

この木がある場所の周りには古代のオリーブ栽培の歴史に関する資料館などが
あり、実際に使われていた道具などの展示が行われています。
私達が訪ねた12月はオフシーズンのため併設する売店は閉店中だったのですが、
辺りを散策する私達に気づいて特別にお店を開けてくれました。
お店ではオリーブオイルや関連商品が購入でき、古い写真や道具も展示してありますので
とてもゆっくりと過ごすことができます。

クレタ島への旅行の際にはぜひ訪ねていただきたい場所のひとつです。

住所:Ano Vouves, Vouves, Crete 730 06, Greece

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