現存する、ギリシャの神殿
ギリシャには、数多くの神殿が残されています。当時の建築物が現在まで存在し続け、私たちが目の前で鑑賞できることは、本当に素晴らしいですね。
パルテノン神殿
現存しているギリシア古代建築で最高峰の技術を誇っているとされる神殿の一つがパルテノン神殿。
この神殿は、46本もの立派な柱が支える形に作られており、その表面に施された素晴らしい装飾彫刻には15年もの歳月を要したと言われています。
エレクティオン神殿
ギリシア神話の英雄、エリクトニオスに捧げられたもの。現在残っている神殿は、戦争で破壊された後再建されたものであると言われています。南側には有名な「少女の玄関 」があり、6体の少女の姿の柱像があり、最も細い部分は首で、彫像でありながら玄関の屋根の重さを支えるよう、設計されています。
ヘーパイストス神殿
紀元前449年に建てられ始め、紀元前416年から415年頃に完成したと言われています。鍛冶屋や窯業者が集まる地域に建てられたため、炎と鍛冶の神とされているヘーパイストスを祀った神殿となりました。建物のほとんど全てが大理石で造られたこの神殿は、南北13.708m 東西31.776m(または38.24m)の大きさで、短辺は6本、長辺は13本、全部で34本の円柱で屋根を支えるドーリア式建築物です。
このように多くの神殿が残る、ギリシャ。
神殿を見るだけで当時の文化や空気を感じられる素敵な場所です。ここでは3つの神殿をご紹介しましたが、また機会があれば、他の神殿もご紹介させていただきたいと思います。お楽しみに。