アトピー肌の方にも
生まれつきや、小さい子どもの頃になるイメージの強いアトピーですが、
近年では大人になってからアトピーになる方が少なくないそうです。
大人になってからアトピーを発症する原因の一つに、食用油が関わっています。
食用油の主成分である「脂肪酸」は、大きく下記の3種類に分けられます。
●α-リノレン酸(オメガ3系)
●リノール酸(オメガ6系)
●オレイン酸(オメガ9系)
それぞれの働きについては過去の記事でもご紹介しましたが、リノール酸を摂りすぎるとアレルギーや
アトピーを引き起こしたりそれらの症状を悪化させる原因となることがわかっています。
しかし、菜種油(キャノーラ油)、大豆油、紅花油、コーン油、ひまわり油、グレープシードオイルなど、
多くの食用油に含まれる脂肪酸の大部分をリノール酸が占めており、さらに流通している多くの加工食品や
お菓子にはこれらの油が使われているため、アレルギーやアトピーに悩む人にとっては
食品選びはとても難しく大変です。
オリーブオイルは他の油に比べてリノール酸の含有量が少なく、脂肪酸のほとんどがオレイン酸です。
また、抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富なため、肌を酸化させ、乾燥の原因となる「活性酸素」の
発生を防ぎます。
ご家族やご友人にアレルギーやアトピーでお悩みの方はいませんか?
皮膚科で処方されたお薬や毎日のスキンケアももちろん大切ですが、日々の食事に使う油を変えてみることで
症状が改善された方もいらっしゃいます。
加工食品をできるだけ食べずに手作りするのは大変かもしれませんが、まずは料理に使う油を
オリーブオイルに変えてみてはいかがでしょうか。