オリーブオイルを口にしたときに感じる辛味は?
ご存知ですか?オリーブオイルのスパイシーな成分。
ピリピリとした刺激は、オリーブオイルに含まれる
「オレオカンタール」という成分です。
この「オレオカンタール」は、風邪薬に含まれる抗炎症薬の
イブプロフェンととてもよく似た物質です。
そのため、ギリシャやイタリアでは風邪を引いたり喉が
痛くなるとオリーブオイルをそのまま飲むことがよくあります。
この辛味は、決して悪いものではなく、オリーブオイルの
テイスティング用語では「ペッパリー」と言われ、オリーブの品種により
異なる味の個性です。コロネイキ種を100%使用しており、
余計な手や処理を一切加えていないオリーブジュースだからこそ
味わえるおいしさの一部でもあります。
お客様の中には、はじめてお召し上がりいただく際に
「そのまま飲んだら咳き込んでしまった」というお客様もいらっしゃいますが、
慣れてしまうと、この辛味が無くてはならないものになったという方が
とても多くいらっしゃいます。
また、料理でお使いいただくときにはこの辛味は無くなってしまうため、
生だからこそ味わえる貴重な辛味でもあります。
生でお召し上がりいただく際に辛味が気になられる場合は、
舌の上で少し温めてから喉の奥に流し込んでいただくと、
まろやかな味わいをお楽しみいただけます。