
オリーブオイルがつくられる環境
オリーブオイルがつくられるギリシャ・クレタ島。
『フシコス』オリーブオイルがつくられている環境、想像できますか?
フシコスが作られるギリシャクレタ島は地中海に浮かぶ、ギリシャ共和国で最大の島。
この写真のような要塞が今だに残っていることでも遺跡観光や、トレッキングなど
多くの観光客が休暇を楽しむ場所で有名です。
海に囲まれている地形から、魚介を使った地中海料理も多く、海の近くで生活する人々にとって、
海の恵みはなくてはならない存在です。※この写真は、海辺でタコを採っている所。
そして、丘に登ると、オリーブ畑が一面に広がっています。
写真だけではこの広さ伝わらないほど広大です。
青い空とオリーブの緑がとても美しい景色です。
オリーブ畑は、石灰質のゴロゴロとした土地なので、険しいイメージを
持たれる方もいらっしゃいますが、木の周りにはクローバーが生い茂り、
緑が多く自然豊かな場所です。日本の畑というと、整理された土地で
木や苗が整列して栽培されていることが多いですが、クレタ島のオリーブは、
整列しすぎていない、自然のままといった印象です。
オリーブ畑の近くには、右の写真のような石造りの建物も多く残っており、
補修されながらではありますが、今現在もそこで生活を営んでいる方が多くいらっしゃいます。
彼らは、オリーブ畑の近くに自分たちが必要とするだけの畑を作り、
多くの動物を飼育しながら暮らしを楽しんでいます。
彼らをはじめクレタ島の人々は、当たり前のようにすべての料理にオリーブオイルを使っていますが、
たくさんあるからなんでも使うのではなく、オリーブオイルを大切に、
そして感謝を込めて使っている様子が感じられました。
代々受け継がれたオリーブの木は、大切に育てられてきたからこそ、
約6,000年もの間絶やすことなく受け継がれてきたのです。
オリーブの木自体も、素晴らしい工芸品として世界中で愛用されています。
日本でもファンが多いオリーブ木製品ですが、クレタ島の家庭でもよく目にしました。
お手入れをすることで長く使い続けられるため、おばあちゃんからおかあさんへ、
そして子供へと受け継がれている物もありました。