イラクリオン国際空港
クレタ島の空の玄関口であるイラクリオン国際空港。
日本からの直行便はありませんが、ギリシャ国内ではアテネ国際空港に次ぐ規模で
空港で年間600万人もの渡航者が訪れています。
クレタ島最大の都市であるイラクリオン市内の中心地まで3kmほどの場所に位置しており
島内各都市までのアクセスにもとても便利な空港です。
実はこの空港、『ニコス・カザンザキス空港』とも呼ばれていることをご存知ですか?
この空港名は20世紀前半に活躍したイラクリオン出身の小説家で
代表作に『その男ゾルバ』、『キリストは再び十字架につけられる』、
『最後の誘惑』、『オディシーア』、『禁欲』などを持つ
ギリシャを代表するニコス・カザンザスキに由来します。
ニコスはとても旅好きなことでも知られ、1935年には日本と中国を訪れ、1938年に
その旅行記を『日本・中国』として著しています。
そんな旅好きな作家の名前に由来するイラクリオン国際空港ですが、現在同島内カステリに建設中の新空港が
オープンすると閉鎖となる予定なのだそうです。