ヨーロッパの各国で流通しているユーロですが、硬貨には国によって違いがあるのをご存知ですか？

 

現在、ユーロを導入している国はフランスやイタリア、ドイツやギリシャをはじめとするヨーロッパの19カ国。
ユーロ紙幣は500ユーロ札、200ユーロ札、100ユーロ札、50ユーロ札、20ユーロ札、10ユーロ札、5ユーロ札の計7種類あり、
全ての国で同じデザインの紙幣が使われています。

しかし、ユーロ硬貨は国によってデザインが異なることをご存知でしょうか。
硬貨は2ユーロから0.01ユーロまで計8種類あり、表のデザインは各国共通ですが、裏のデザインはその国の歴史や文化を物語る
様々なデザインが施されています。

ギリシャのユーロ硬貨の裏面にはそれぞれ、下記のデザインが施されています。

€2.00　：雄牛に変えられたゼウスに連れ去られるエウローペー（ギリシャ神話）
€1.00　：フクロウが描かれた紀元前5世紀古代アテナイの4ドラクマ銀貨
€0.50　：ヴェニゼロス（政治家）
€0.20　：カポディストリアス（政治家）
€0.10　：リガス・フェレオス（詩人・革命家）
€0.05　：タンカー船
€0.02　：コルベット艦
€0.01　：アテナイの三段櫂船

ユーロ硬貨をお持ちの方は、硬貨がどこの国のものか調べてみるのも面白いですね。