レンコンとオリーブオイル
これからが旬のれんこん。
普段何気なく食べているれんこんですが、美容と健康に嬉しい栄養がたっぷりの万能食材です。
れんこんをはじめとする根菜類は「体を温める食材」、一方、葉物野菜など地面の上で実る野菜は「体を冷やす食材」と言われますが、
その理由は一般的に、根菜類にはビタミンやミネラルが豊富に含まれており、血行促進や代謝アップの効果があるためです。
体が冷えるこれからの季節は、特に嬉しい成分です。
その他にも様々な美容・健康に嬉しい成分が豊富に含まれています。
■れんこんの主な栄養素
・食物繊維
主に不溶性の食物繊維が豊富で、便通を良くする効果や腸内環境の改善、大腸ガンの予防効果が期待できます。
・カリウム
腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制する働きがあり、尿へ排泄することで血圧を下げる機能があります。
・ビタミンC
疲労回復・美肌効果・風邪の予防・発ガン物質の抑制などに効果が期待できるビタミンC。
ビタミンCは水溶性で水に溶けやすく、熱や光に弱いという弱点がありますが、れんこんのビタミンCはでんぷん質で守られていることで加熱しても壊れにくいという特徴があります。
・ミネラル
カリウムや鉄、銅、亜鉛を多く含むため、代謝が上げる効果が期待できます。
・タンニン
ポリフェノールの一種で、抗酸化作用や消炎、止血作用などの効果が期待できます。
特に皮に多く含まれており、れんこんの表面を綺麗に洗い、皮ごと調理するのがおすすめです。
同じくポリフェノールが豊富なオリーブオイルを使ったソテーは、肌や体の酸化を防ぐ効果がさらに期待できます。
これらの栄養素を効果的に取り入れるには、れんこんを生で食べるか、炒めものやスープにするのがおすすめです。
茹でる調理は栄養(ビタミンC)が水に溶けて減少してしまいます。
調理の際に、水につけてアク抜きをする場合もできるだけ短時間にしましょう。
美容・健康への多くの効果が期待できるれんこん。
是非、オリーブオイルと一緒に調理して効率よく栄養を吸収してくださいね。