オリーブオイルうがいは、口臭・風邪予防に効果的
先日テレビでも放映され、再度話題になったオイルプリング。
オイルプリングとは、世界最古の伝統医療アーユルヴェーダの治療法のひとつで、オイルを口に含み、うがいをするという手軽な美容法です。うがいと言っても、口に含んで優しくオイルを動かし、口の中をオイルに浸すイメージです。口は、健康の指標ともいわれており、舌の状況でも体調を見分けることができます。
白い舌
体内に過剰な水が溜まり、食欲不振、下痢、足腰が重だるい、疲れやすいなどの症状が現れたときになりやすい色です。
真っ赤な舌
唾液分泌機能低下、血液中の水分不足、発熱の可能性があります。また、打撲、ねん挫、歯ぐきのはれ、など身体の一部に炎症がある場合も舌が赤くなります。
黄色い舌
熱や病気などが進行してくると、白い舌が黄色に変わってくることがあります。これは、風邪をひいて生じた熱がカラダの中にこもってしまっている状態です。なかなか咳がおさまらないなど、のどの痛みがおさまらない、場合も舌が黄色っぽく。また、喫煙の本数が多い方は、たばこのタールの色で黄色くなることがあります。
黒い舌
病状が悪化してくると黒い舌苔が見られることがあります。口の中の細菌のバランスが崩れてきて「菌交代現象」が起き、正常な菌が減少し、通常ではあまり存在しない菌が異常増殖している証拠。長期間抗生物質を服用した場合などに、この菌交代現象がよく見られます。舌に黒い毛が生えたように見えます。
黒や紫っぽい舌
冷たい食べもの、冷たい飲みもの、生野菜、くだものなど、火を通さない食べものを食べるなどして、カラダの外から冷えそのものを取り入れ、カラダの中に冷えが蓄積している状態。また、部分的に血液の流れに滞りがあり、月経痛、月経不順、子宮筋腫などの婦人科の病気などの可能性も考えられます。
舌のまわりの歯のあと
消化不良や、胃や腸の消化吸収機能の低下が考えられます。カラダに余分な水分が多い場合や、熱をつくる力が弱くなっていることで冷えやすく、歯のあとが舌に残ってしまいます。
口の中が不衛生だと、口の中で細菌が異常に繁殖して『舌苔(ぜったい)』として付着します。
体調が悪いときや睡眠不足など、唾液が減少すると、口中の自浄作用、殺菌作用が低下し、免疫力も低下するため、細菌が繁殖し、舌苔が増えます。口の中を清潔に保つことは、健康を保つ秘訣です。ぜひ、今日からオイルプリングをはじめ、体調不良知らずの楽しい冬を過ごしましょう。
オイルプリング実践方法
口中を清潔にすることで、糖尿病・アレルギー・片頭痛・腰痛・胃潰瘍・ニキビ・慢性疲労・不眠症など、あらゆる症状が予防改善できると言われています。体調不良が気になるこの時期にぜひ、はじめましょう。とっても簡単ですよ。
- 口の中の水分量を調整するため、オイルを含む前に水を飲みましょう(唾液を出すため)。
- オリーブオイル大さじ2を口に含みます。
- 口に含んだオイルを約15~20分間ゆっくりと、口全体にめぐらせます。(歯と歯の間を通しても◎)
- オイルを吐き出して、口をすすぎます。オイルは洗面所に流すとつまりの原因になるので、ビニール袋などに吐き出しましょう。その後、水や塩水ですすいだら終了です。
プリングの時間は、少し長く感じると思います。出来る時間からはじめていただき、慣れてきたら時間を延ばしてみましょう。口や舌の運動にもなるため、法令線の予防にも効果的です。
いいことづくめのオイルプリング、始めないわけにはいかないですね!