オリーブの種類はどれくらいありますか?
オリーブの木の学名は「Olea europaea」、モクセイ科の常緑高木です。
その名のとおり1年を通して葉をつけていますので観葉植物としても人気です。
あまり知られていませんが、その種類は意外にも多く
1,000種以上あると言われています。
代表的な品種をご紹介します。
◆コロネイキ(ギリシャ産)
フシコスの生まれ故郷であるギリシャ・クレタ島で栽培されている品種です。
葉が小さく尖っているのが特徴で果実がとても小さく採れるオイル量が少ないため
とても貴重で高品質なオイルとして世界的に有名です。
◆ルッカ(イタリア産)
木が横に広がるのが特徴で葉は丸みを帯びています。
実が豊富に実り、フルーティーなオイルが採れます。
◆マンザニロ(スペイン産)
マンザニロとはスペイン語で「小さなりんご」を意味します。
名前のとおり、りんごのように丸い果実が特徴で比較的大きな実は
食用(ピクルス)に使われます。
◆ミッション(アメリカ産)
直立型の樹形で美しく上に伸びた樹形が特徴で果実は楕円形です。
耐寒性に強く日本でも栽培しやすい品種です。
いかがでしたか。
これ以外にもたくさんの品種が栽培されています。
オリーブは自家結実性が低い(実が付きにくい)植物ですので
栽培される際は2種類以上の品種を隣り合わせて育てることで
実が付きやすくなります。