オリーブオイルの抗疲労効果の研究について
大阪市立大学の研究結果でオリーブオイルの抗疲労効果について検証された内容をご紹介させていただきます。
古くから薬の変わりとして使われていたオリーブオイルですが、その効果はみなさまもご存知の通り、高血圧症や高コレステロール血症、心筋梗塞発症のリスクの低減、乳がんおよび大腸がんの発症リスクの低減など多くの効果が様々な研究機関で発表されています。
大阪市立大学の研究は、これまでとは違う≪リラックス効果(抗疲労効果)≫があるというものです。ストレス社会に生きるわたしたちには朗報ですね。
大阪市立大学の検証は、以下の通りです。
毎日 30 ml のオリーブオイルを 4 週間摂取することで、対照食用オイル毎日 30 ml 摂取に比べ、
血液成分 Aの濃度低下、血液成分 B の濃度上昇、および認知課題成績の改善効果が得られた。
以上より、日常的なオリーブオイルの摂取は健康増進に寄与することが明らかとなった。
また、オリーブ葉の粉末を与えて飼育したオリーブハマチの疲労マーカー動態検証研究においては、
疲労度やストレス軽減に資する食材ということも明らかになっています。
健常被験者が、オリーブハマチを 300 g 摂取することで、対照ハマチに比べ、血液成分X の濃度低下、血液成分 Y の上昇抑制、および自覚的なリラックス感の改善効果が得られた。以上より、オリーブハマチは疲労度やストレス軽減に資する食材であることが明らかとなった。
まだまだ色々な発見が期待できる、エキストラヴァージンオリーブオイル。
古代から使われている理由はここにあったのかもしれません。
毎日当たり前に使う食用油、毎日使うものだからこそ品質にこだわって健康を維持しましょう!
参考:大阪市立大学 論文より
http://www.chsi.osaka-cu.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2017/03/f89b71c4aaae20b74427e72db909b908.pdf