とっても長生きなオリーブの木
平和の象徴としても知られているオリーブの木ですが、実はとっても寿命が長いということをご存知ですか。
今回は世界中の長生きな木とともにご紹介いたします。
◆シャーマン将軍の木
アメリカ合衆国のカリフォルニア州、セコイア国立公園に存在するセコイアデンドロンの巨木で
南北戦争における北軍の指揮者ウィリアム・シャーマンに因んで、1879年に博物学者の
ジェームズ・ウォルバートンによってその名が付けられました。
その高さは83.8m、直径7.7m、幹周りは31.1mで樹齢は2300年~2700年と推定されています。
◆パトリアルカ・ダ・フロレスタ
ブラジルにあるアルバルコという種類の木で地元民から神聖な木として信じられています。
樹齢は2000年。
◆イタリア・シチリア島のクリの木
今も活動を続ける活火山として有名なエトナ山近くにある栗の木で
栗の木の中では世界一長生きと言われています。
樹齢は2000年以上。
◆縄文杉
世界遺産としても有名な鹿児島県の屋久島に存在する縄文杉。
最近の調査で樹齢3000年以上と判定されています。
◆ギリシャ・クレタ島のオリーブの木
フシコスの生産地でもあるギリシャ・クレタ島のヴーヴェス(Vouves)地区に存在するオリーブの木です。
オリーブの木はもともと乾燥や病気に強く樹齢の長い木が多いのですが、
この木の樹齢は3000年~4000年と言われています。
2004年に開催されたアテネ・オリンピックで金メダリストに被せられたオリーブの冠は
この木の枝葉が使用されました。
また、これだけ樹齢が長いにも関わらず、今でも毎年実を付けているというから驚きですよね。