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本物のオリーブオイルを見極めるポイント

本物のオリーブオイルを見極めるポイント

トランス脂肪酸の害が知られるようになってから、マーガリンやショートニングなどを
使わず、オリーブオイルを使いはじめた方も多いと思います。

オリーブオイルは日本でも多く販売されていますが、日本はIOCに加盟していないため、
国際取引基準に沿った試験や検査もなければ、基準はJAS(日本農林規格)が定めており、
区分においてはオリーブオイル、精製オリーブオイルの2カテゴリーだけ。

せっかく健康のためのオリーブオイルを使用していても、偽物を選んでしまったら
台無しです。しっかりと見極めるポイントを抑えておきましょう!

 

1. 200ML以上の容量であれば、遮光性のボトルに入ったものを選ぶ。


オリーブオイルにとって、一番の敵が光。太陽光はもちろんのこと蛍光灯の光ですら
劣化が進んでしまいます。元々オリーブオイルは他のオイルに加え酸化しずらいためすぐに使用できる量であれば、
透明な瓶でも問題ありませんが、200ML以上あるものなら必ず遮光の【缶】であることがポイントです。
ペットボトルよりも、瓶よりも、遮光瓶よりも光からオリーブオイルを守ってくれるのは缶なのです。

 

2. 酸度が0.8%以下であるかどうか


国際基準に基づいた、エキストラバージンオリーブオイルの酸度が0.8%以下であること。

 

 

3. 価格


1本のオリーブの木から採取できるオリーブオイルはわずか20kg程。

それだけ希少なオイルを安く売るにはかなりの
企業努力が必要ですし、そのような商品は本当にごくわずか。
より確実に本物を買いたいなら、1mlが10円以上のものを目安にしていただく方がいいと思います。

 

 

4. コールドプレス製法


高音で抽出されたオイルは栄養成分が少なく、トランス脂肪酸が発生している可能性もあります。
非加熱か30度以下の低温で処理されたものを選ぶようにしてください。
コールドプレス製法(coldpress)という表記を確認しましょう。

コールドプレス製法とは、油の原料となる果実や種子に熱を加えずに圧力をかけて抽出する方法です。
短時間で圧力をかけると摩擦熱で温度が上がってしまうため、抽出に時間がかかるのが懸念点です。
生産効率も悪いため、値段も高くなりがちな部分はデメリットではありますが、
高温で栄養素が破壊されることがなく、化学溶剤による抽出よりも処理工程が少ないため
より自然なオイルであるという大きなメリットがあります。

 

5.生産者の顔が見えるもの


スーパーや、デパートで購入する際、なかなか生産者が分かるものはありません。
生産者が分かりづらいものは、仲介業者が多く、どこで生産されたものなのか、
ブレンドされているものなのか、判断が難しくなります。
出来れば、ご自身でインターネット等で情報収集をし、生産者が確認できたものを
お取り寄せ等で手に入れるのがおすすめです。

 

 

●偽物のオリーブオイルを食べ続けると・・・


高温高圧で精製されている精製オリーブオイルはトランス脂肪酸を含んでいます。
一部の菓子類やマーガリンなどに含まれ心臓疾患のリスクを高めるとされるトランス脂肪酸。
アメリカでは2015年にトランス脂肪酸の使用を禁じると発表し、3年間の猶予期間を経て、
2018年6月以降は食品への添加を原則認めていません。
発がん性の懸念、老化促進、アレルギー症状につながる可能性もあるこのトランス脂肪酸を
健康のために取り入れたオリーブオイルから摂取してしまうということにならないよう、
しっかりとオリーブオイル選びのポイントを覚えておきましょう。

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