ギリシャから東京へ オリンピック聖火
2020年の東京オリンピック・パラリンピックまで、あと10ヵ月です。
開会式に先駆けて、2020年3月26日から始まる聖火リレー。
オリンピックのシンボルである聖火を、ギリシャ国内と開催国内でリレーによって開会式までつなげるものです。
聖火とは…
ギリシャ・オリンピアの太陽光で採火された炎のこと。
聖火トーチへは、太陽光線を一点に集中させる凹面鏡に、炉の女神ヘスティアーを祀る11人の巫女が
トーチをかざすことで火をつけています。
聖火の歴史
火はプロメーテウス(ギリシア神話に登場する男神)が神々の元から盗んできた
ものだと考えられており、古代ギリシャ人にとってとても神聖なものと
されていました。オリンピック開催期間中はゼウスとゼウスの妻ヘーラーの
神殿に火がともされ、ゼウスを称えました。近代オリンピックにおける聖火は、
かつてヘーラーの神殿が建てられていた場所で今なお採火されています。
今回は2020年3月12日にギリシャで採火され、ギリシャ国内を回った後、同20日に飛行機で日本に到着予定です。
そして、福島県のJヴィレッジを出発し、全国を121日間かけて約1万人のランナーが聖火を繋いでいきます。
世界遺産や名所・旧跡地など、各地域の魅力あふれる場所で聖火リレーが行われ、日本各地の魅力が国内外に発信されます。
東京2020聖火リレーのコンセプトは、Hope Lights Our Way (希望の道をつなごう)。
ギリシャの聖火が日本中に届くのも、もうすぐです。
出典:Wikipedia
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 公式ウェブサイト