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油の「酸度」と「酸化」とは?

油の「酸度」と「酸化」とは?

IOCの品質基準では酸度によってオリーブオイルの等級が定められており、酸度が0.8%以下のものを「エキストラバージンオリーブオイル」と呼びます。

 

酸度とは、オイル中に含まれる遊離脂肪酸の割合のことです。

油は「脂肪酸」と「グリセリン」という成分が結びついた構造をしています。その構造が酸素に触れることで「脂肪酸」と「グリセリン」に分離していきます。つまり、酸度(遊離脂肪酸の割合)が低いものほど、品質の良い油だということです。

オリーブオイルをはじめとする食用油は、空気に触れたり光や熱により酸化し、酸化することで様々な悪影響を及ぼします。

・料理の味や香りが悪くなる
・胸やけや胃もたれ、食中毒の原因
・認知症の原因

油が酸化すると、ヒドロキシノネナールや過酸化脂質という有害な物質が発生します。一時的であれば胃もたれや胸やけといった症状ですが、毎日の食事で酸化した油を摂り続けると、体内に有害な物質が蓄積して認知症の原因になるとも言われています。

「酸度」を目安にオリーブオイルを選ばれる方もいらっしゃるかと思います。
せっかく購入したオリーブオイルの品質を保つためには、【光や熱の影響を受けない場所】での【常温保管】が重要です。また、開封後のオリーブオイルは1~2ヵ月を目安に、お早めにお召し上がりください。

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